親業(ゴードン・メソッド)とは

 

 1962年にアメリカの臨床心理学者のトマス・ゴードン博士(1918-2002)が開発したコミュニケーションプログラムです。カウンセリング、学習・発達心理学、教育学など、いわゆる行動科学の研究成果を基礎にしています。博士はこのプログラム開発により、ノーベル平和賞に3回ノミネートされました。その後、アメリカのゴールドメダルを授与されています。

 日本では1980年に親業訓練協会が発足し親業訓練講座がスタートしました。今までに全国で15万人を超える方々が講座を受けられています。

 

 講座では「聞くこと」「伝えること」「対立を解くこと」の3つを柱にして、それぞれの方法を体験しながら学んでいきます。双方向のコミュニケーションをとる力をつけながら、「あなたも大切、わたしも大切」の関係作りを目指します。

 

 また親業訓練の理念は親子間だけではなく、すべての人間関係に共通するということに基づき、現在では、

♦️ゴードン博士のコミュニケーション講座〜初級編〜

♦️親業訓練講座

♦️自己実現のための人間関係講座

♦️教師学講座

♦️看護ふれあい学講座

♦️ユース・コミュニケーション講座

が開かれています。

 *法務省保護局発行『保護者のためのハンドブック』には親業訓練協会が全面協力し、より良い親子関係を築くためのスキルをお伝えしています。

ハンドブックは法務省ホームページからどなたでもダウンロードして頂けます。

http://www.moj.go.jp/hogo1/soumu/hogo02_00049.html